ひとことで言うと
In One LineMSCIは、事業をしない会社(non-operating companies)を指数の対象外にすると決めました。
発表は10月15日20時48分(グリニッジ標準時)で、日本時間では16日5時48分です。8月3日にはじめた意見募集の案を、少し手直ししたうえで取り入れます。11月の定期見直しの一部として行い、11月30日の終値の時点から実施します。影響を受ける会社の最終リストは、11月11日に公表されます。

最終リスト
11月の見直しの
発表で公表。
実施
2026年
11月30日の終値。
対象外の目安
5つの比率のうち
4つ以上。
どうやって決める?
How It Worksこれまでも、投資ファンドなどは指数に入れない決まりでした。今回はそれに加え、似た性質をもつ一般の会社も、新しい数字のふるい分けで見つけます。
まず、まとまった事業用の資産を持つ会社かどうかを見ます。当てはまらない会社は、業種によらない5つの財務の比率で調べ、5つのうち4つ以上に当たると、指数に入れません。

用語カード
MSCI
世界の株価指数をつくる米国の会社。多くの投資信託やETFがその指数に連動する。
株価指数
たくさんの会社の株価をまとめて、市場全体の動きを表す数字。
暗号資産を持つ企業
本業とは別に、ビットコインなどを大量に買って持つ会社。
定期見直し
指数に入れる会社を、決まった時期に入れかえること。
急な入れかえを減らす工夫
Buffers入れかえが多くなりすぎないよう、判定には「ゆとり」をもたせます。まだ指数に入っていない会社は、直近2回の年次決算のどちらか1回でも当たると採用しません。いま指数に入っている会社は、2回とも当たったときだけ外します。

| 会社 | 判定(直近2回の年次決算) |
|---|---|
| まだ指数に入っていない会社 | どちらか1回でも当たると採用しない |
| いま指数に入っている会社 | 2回とも当たったときだけ外す |
暗号資産を持つ企業はどうなる?
Digital Asset CompaniesMSCIは2025年10月10日、総資産の50%以上を暗号資産で持つ会社について、株数の増加を反映しない、新しい採用を先送りするといった暫定的な措置をとっていました。今回の決定にあわせて、この暫定措置は11月の見直しで終わります。今後は、こうした会社もすべて新しいルールで判定されます。
影響を受けるおそれのある会社の一覧は、MSCIのサイトで公表されています。NADA NEWSは、ビットコインを多く持つメタプラネットがこの一覧に入っていると伝えています。米The Blockは、米ストラテジーやシャープリンクも入っていると報じています。最終的にどの会社が対象になるかは、11月11日のリストで決まります。
仮想通貨をする人の見どころ
For Readersビットコインなどの暗号資産を大量に持つ会社は、株を通じて仮想通貨の値動きにかかわる存在として注目されています。指数に入るかどうかは、その指数に連動するファンドの売り買いにつながることがあります。11月11日の最終リストと、11月30日の実施が次の節目です。
よくある質問
FAQMSCIは何を決めたのですか?
事業をしない会社を、指数の対象外にするルールです。5つの財務の比率のうち4つ以上に当たると対象外になります。
いつから実施されますか?
2026年11月30日の終値の時点からです。最終リストは11月11日に公表されます。
暗号資産を持つ企業はどうなりますか?
2025年10月からの暫定措置が終わり、新しいルールで判定されます。
あわせて読む
Related出典:MSCI「Results of the Consultation on the Eligibility of Non-Operating Companies」(2026年10月15日)/NADA NEWS(2026年10月16日)/The Block(2026年10月15日)
