ひとことで言うと
In One Line企業どうしで売り買いする品物の値段(国内企業物価指数)は、9月に前の年より6.8%高くなりました。
日本銀行の「企業物価指数(2026年9月速報)」によると、前の月と比べると0.3%下がっています。前年比の上昇率は、7月の7.7%、8月の7.6%から6.8%へ小さくなりました。それでも、1年前の2025年9月(2.8%)と比べると、上がり方は2倍以上です。

国内企業物価
前の年の9月と比べて。
8月は7.6%。
輸入物価(円)
前の年の9月と比べて。
円高(前月比)
ドル円の
前の月との比較。
輸入物価は24.5%高
Import Prices外国から買う品物の値段(輸入物価指数)は、円で見て前の年より24.5%高い水準です。外国へ売る品物(輸出物価指数)も円で見て17.9%上がっています。

| 指数(9月) | 前の月と比べて | 前の年と比べて |
|---|---|---|
| 国内企業物価 | −0.3% | +6.8% |
| 輸出物価(円) | +0.5% | +17.9% |
| 輸入物価(円) | −0.2% | +24.5% |
※出典:日本銀行「企業物価指数(2026年9月速報)」。
用語カード
企業物価指数
会社どうしが売り買いする品物の値段の動きを表す数字。日本銀行が毎月出す。
前年比
1年前の同じ月と比べて、どれだけ変わったかの割合。
契約通貨ベース
取引で決めた通貨(ドルなど)のまま見た値段。円にする前の値段。
円高
円の値打ちが上がること。1ドルが少ない円で買えるようになる。
円高で、円での値段は下がった
Yen EffectFXをする人にとって見どころなのが、為替の影響です。9月の輸入物価は、ドルなど契約した通貨で見ると前の月より1.0%上がったのに、円で見ると0.2%下がりました。この間に、ドル円が前の月より1.5%円高になったためです。同じ品物でも、円高になると円で払う金額は小さくなります。

日本銀行の資料では、国内の値段を押し下げたのは農林水産物(玄米・精米・豚肉など)と石油・石炭製品でした。輸入物価(契約通貨ベース)を押し上げたのは、液化天然ガス(LNG)やナフサなどの石油・石炭・天然ガスです。

物価の数字の見方
How to Read企業物価指数は、会社が仕入れる原材料や製品の値段の動きです。会社どうしの値段は、時間をおいてお店の値段に表れることがあるため、物価の流れを早めにつかむ材料として見られています。次の大きな物価の数字は、総務省が出す消費者物価指数です。また、10月14日21時30分には米国のCPI(消費者物価指数)の発表も予定されています。為替の動きを追うときは、日本と米国の物価の数字を発表の日時とセットで見ておくと、ニュースの意味がつかみやすくなります。
よくある質問
FAQいつ発表されましたか?
2026年10月13日8時50分に、日本銀行が発表しました。
消費者物価指数とは違いますか?
違います。企業物価指数は会社どうしの取引の値段で、消費者物価指数はお店で買う値段です。
為替とどう関係しますか?
円高になると、輸入品の円での値段は下がりやすくなります。9月はドル円が前の月より1.5%円高でした。
あわせて読む
Related※日本銀行「企業物価指数(2026年9月速報)」(2026年10月13日公表)によります。
出典:日本銀行「企業物価指数(2026年9月速報)」(2026年10月13日)/日本銀行「企業物価指数の公表データ一覧」(2026年10月13日)。
