ひとことで言うと
In One Line米国で、会社どうしで売り買いするモノやサービスの値段が、1か月で1.3%上がりました。
生産者物価指数(PPI)は、会社が売る段階の値段の動きを表す数字です。BLSによると、9月の最終需要の物価は季節調整済みで前月比+1.3%でした。2022年3月の+1.7%以来の大きさです。前年同月比(季節調整前)は+6.3%で、こちらも2022年12月の+6.4%以来の伸びです。日本時間では15日の21時30分に発表されました。

前月比
季節調整済み。
2022年3月以来。
前年比
季節調整前。
2022年12月以来。
コア
食品・エネルギー・
流通を除く。
何が上がった?
Breakdown大きく上がったのはモノ(財)で、前月比+2.6%でした。中でもエネルギーが+10.8%と目立ち、BLSはモノの上昇の8割超をエネルギーがしめたと説明しています。ガソリンは+20.3%で、モノの伸びの半分ほどがガソリンによるものでした。一方で、鶏卵は−39.7%と大きく下がっています。
サービスは+0.8%、食品は+1.2%でした。値動きの大きい食品・エネルギー・流通サービスを除いた「コア」は前月比+0.5%、前年比では+5.0%です。エネルギーだけでなく、ほかの品目でも値上がりが続いていることがわかります。

用語カード
生産者物価指数(PPI)
会社が出荷・販売する段階の値段の動きを表す、米国の物価の数字。
最終需要
家計や企業、政府などが最後に買うモノとサービス。PPIの代表的な数字。
コア
値動きの大きい食品・エネルギーなどを除いた数字。物価の流れを見やすい。
季節調整
毎年の季節のくせをならして、月どうしを比べやすくした値。
ここ5か月の動き
Recent Months最終需要の前月比は、5月から8月まで+0.5%〜−0.1%の範囲でした。9月の+1.3%は、それまでの2倍を超える伸びです。前年比で見ると、エネルギーは+35.4%まで上がっています。
| 月(2026年) | 最終需要(前月比) | コア(前月比) |
|---|---|---|
| 5月 | +0.5% | +0.8% |
| 6月 | −0.1% | +0.2% |
| 7月 | +0.2% | +0.5% |
| 8月 | +0.5% | +0.3% |
| 9月 | +1.3% | +0.5% |
数字はBLSの発表時点のもので、あとで改定されることがあります。
ドル円の動き
USD/JPYみんかぶ(FX)は、PPIは予想を上回ったものの市場の反応は限られ、ドル円は157円台に戻ったと伝えています。Yahoo Financeのデータでは、16日7時時点のドル円は157.99円で、前の日とほぼ同じ水準です。下の図は、直近45営業日のローソク足です。

これからの予定
What’s Next米国の金利を決めるFOMC(連邦公開市場委員会)は10月27〜28日にひらかれ、結果は日本時間29日の朝に出る予定です。物価の数字が強いと、米国の金利の見通しが変わり、ドルの値動きにつながることがあります。10月分のPPIは11月13日に発表される予定です。

FXをする人の見どころ
For Traders米国の物価の数字は、ドル円などの値動きにかかわります。大きな指標の発表やFOMCの前後は、値動きが急になり、FX会社のスプレッドが広がることもあります。発表の日時は、口座の経済指標カレンダーで確かめておきたいところです。
よくある質問
FAQ9月の米国PPIはどうでしたか?
最終需要の物価は前月比+1.3%、前年比+6.3%でした。前月比は2022年3月以来の大きさです。
何が一番上がったのですか?
エネルギーです。前月比+10.8%で、ガソリンは+20.3%でした。
次のFOMCはいつですか?
10月27〜28日です。結果は日本時間29日の朝に出る予定です。
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Related出典:米労働統計局(BLS)「Producer Price Index News Release」(2026年10月15日)/BLS 表1(2026年10月15日)/みんかぶ(FX)(2026年10月15日)/ドル円の値はYahoo Finance(10月16日7時時点)
