先に答え
Quick Answer仮想通貨(暗号資産)の取引所は、「金融庁の登録」「取引所があるか」「出金の手数料」の3つで選べば、大きな失敗はしません。
金融庁の登録業者
2026年9月1日現在の
暗号資産交換業者の数。
ここから選ぶ。
取引所の手数料
BTCをすぐ買う場合。
販売所は無料でも
価格差がかかる。
円を出金する手数料
会社によって
0円から770円まで
差がある。
この記事では、国内で登録のある7社を比べます。「とりあえず1社」なら、取引所の手数料と出金の手数料が安い会社から始めるのが、あとで損をしにくい選び方です。

7社の比較表
Comparisonまずは全体をひと目で。数字は2026年10月14日時点の各社公式サイトの表示です。
| 会社 | 銘柄数 | 取引所 | 最小の購入 | 積立 | レバレッジ |
|---|---|---|---|---|---|
| bitFlyer | 44 | あり | 1円 | あり | 2倍 |
| Coincheck | 35 | あり | 500円 | 月1万円〜 | あり |
| GMOコイン | 19 | あり | 0.000001 BTC | 500円〜 | 2倍 |
| bitbank | 44 | あり | 1円 | あり | 2倍 |
| SBI VCトレード | 30 | あり | 0.00000001 BTC | 500円〜 | 2倍 |
| 楽天ウォレット | 14 | なし | 100円 | — | 2倍 |
| ビットトレード | 48 | あり | 2円 | あり | あり |
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※銘柄数は各社サイトの表示です。GMOコインは販売所の数、SBI VCトレードは販売所の数でステーブルコイン3種をふくみます。最小の購入は、bitFlyer・bitbank・Coincheckは公式サイトの「〜円から」の表示、ビットトレードは取引所での表示、GMOコインとSBI VCトレードはBTCの最小数量です。「あり」は、サービスはあるものの、最低額や倍率の記載を公式ページで確認できなかったものです。楽天ウォレットの「なし」は、現物(ふつうの売り買い)の取引所がないという意味です。

手数料の比較
Fees見るべき手数料は3つ。取引所で買う手数料、円を出金する手数料、コインを送る手数料です。
| 会社 | 取引所(BTC) | 円の出金 | BTCを送る |
|---|---|---|---|
| bitFlyer | 0.01〜0.15% | 220〜770円 | 0.0004 BTC |
| Coincheck | 0% | 407円 | 0.0005 BTC |
| GMOコイン | 0.05% | 無料 | 無料 |
| bitbank | 0.10% | 550円・770円 | 0.0006 BTC |
| SBI VCトレード | 0.05% | 無料 | 無料 |
| 楽天ウォレット | — | 300円 | 停止中 |
| ビットトレード | 0.10% | 330円 | 0.0005 BTC |
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※取引所の手数料は、すぐに買う注文(テイカー)の料率です。値段を指定して待つ注文(メイカー)は、GMOコインとSBI VCトレードが-0.01%(逆に少しもらえる)、bitbankとビットトレードとCoincheckが0%です。bitFlyerは取引量で変わり、10万円未満なら0.15%です。bitFlyerの出金は三井住友銀行あてなら220円・440円、それ以外の銀行は550円・770円。bitbankは3万円未満550円、3万円以上770円。GMOコインは大口出金のみ400円です。楽天ウォレットは2026年8月19日から、コインを外へ送るサービスを一時停止しています。

販売所で買うときの「取引手数料」は、7社とも無料です。ただし、無料でもコストがゼロという意味ではありません。理由は次の章で説明します。
円の入金は、多くの会社で無料の方法があります。ただし、銀行から振り込む場合の振込手数料は自分の負担です。bitFlyerはドコモSMTBネット銀行からのクイック入金が無料、ほかの銀行からのクイック入金は330円です。
用語カード
テイカー
いまの値段ですぐに売り買いする注文。手数料はこちらが高め。
メイカー
値段を指定して、相手が来るのを待つ注文。手数料が安いか、マイナスのこともある。
送付手数料
コインを別の取引所や自分のウォレットへ送るときにかかる手数料。
販売所と取引所の違い
Dealer vs Exchange同じビットコインでも、「販売所」で買うか「取引所」で買うかで、かかるお金が変わります。

販売所は、会社からコインを買うお店です。ボタン1つで買えて、とてもかんたん。手数料も無料のところがほとんどです。そのかわり、会社が決めた「買う値段」と「売る値段」に差があります。この差をスプレッドと呼びます。
たとえばCoincheckは、販売所のスプレッドの目安を0.1〜5.0%(一部のコインは1.7〜7.0%)と公表しています。10万円分を買ってすぐ売ると、それだけで数百円〜数千円減ることがある、ということです。
取引所は、ほかの利用者どうしで売り買いする場所です。値段を指定する操作に少し慣れが必要ですが、価格差が小さく、手数料も0〜0.15%ほどです。
はじめは販売所で少しだけ買ってみて、慣れたら取引所に切りかえる、という使い方でもかまいません。積立は、多くの会社で販売所の価格で買うしくみなので、手数料無料でも価格差がかかる点は同じです。
用語カード
販売所
会社を相手にコインを売り買いする場所。かんたんだが、価格差(スプレッド)が大きめ。
取引所
利用者どうしで売り買いする場所。板(いた)と呼ばれる注文の一覧を見て注文する。
スプレッド
買う値段と売る値段の差。販売所での実質のコスト。
板
いくらで何枚の注文が出ているかの一覧。取引所で使う。
会社ごとの特徴
Companies7社それぞれの、向いている人・強み・注意をまとめます。社名の並びは順位ではありません。
bitFlyer(ビットフライヤー)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている人 | 少額でいろいろなコインを買いたい人 |
| 強み | 44銘柄を1円から売買できる。かんたん積立は毎日・毎週・毎月から選べる。お客様の暗号資産の100%をコールドウォレットで管理と公表。 |
| 注意 | かんたん取引所の手数料は0.01〜0.15%で、少額だと高め。円の出金は220〜770円。 |
| 登録番号 | 関東財務局長 第00003号 |
Coincheck(コインチェック)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている人 | アプリでかんたんに始めたい人 |
| 強み | 全35銘柄。取引所のBTCの取引手数料は0%。500円からビットコインが買える。 |
| 注意 | 販売所のスプレッドの目安は0.1〜5.0%。円の出金は407円。積立は月1万円から。 |
| 登録番号 | 関東財務局長 第00014号 |
GMOコイン
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている人 | 手数料をなるべく払いたくない人 |
| 強み | 円の出金・コインの送付が無料(大口出金は400円)。つみたては500円から手数料無料。預かった暗号資産はすべてコールドウォレットで管理と公表。 |
| 注意 | 販売所の銘柄数は19で少なめ。取引所の手数料はコインによって0.05%と0.09%(テイカー)。 |
| 登録番号 | 関東財務局長 第00006号 |
bitbank(ビットバンク)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている人 | 取引所でいろいろなコインを売買したい人 |
| 強み | 44の通貨ペアを取引所で売買できる。販売所は1円から。創業以来ハッキングゼロ件と公表。 |
| 注意 | 円の出金は550円・770円。BTC以外のペアは手数料が0.12%(テイカー)。 |
| 登録番号 | 関東財務局長 第00004号 |
SBI VCトレード
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている人 | SBIグループで、手数料を抑えたい人 |
| 強み | 円の入出金・コインの入出庫が無料。かんたん積立は28銘柄を500円から。 |
| 注意 | 取引所で売買できるのは8銘柄。毎週水曜13時〜14時に定例メンテナンスがある。 |
| 登録番号 | 関東財務局長 第00011号 |
楽天ウォレット
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている人 | 楽天ポイントを使って始めたい人 |
| 強み | 100円から買える。楽天ポイントで暗号資産を買える。お客様保有分の暗号資産はすべてコールドウォレットで保管と公表。 |
| 注意 | 現物は販売所のみ(取引所なし)。2026年8月19日から、コインを外へ送るサービスを一時停止中。円の出金は300円。 |
| 登録番号 | 関東財務局長 第00015号 |
ビットトレード
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 向いている人 | たくさんのコインから選びたい人 |
| 強み | 全48銘柄。取引所では2円から。暗号資産は100%コールドウォレットで管理、サービス開始以来ハッキング0件と公表。 |
| 注意 | 円の出金は330円。取引所の手数料はテイカー0.10%。 |
| 登録番号 | 関東財務局長 第00007号 |
※コールドウォレットやハッキングについての記述は、各社が公式サイトで公表している内容です。将来の安全を約束するものではありません。
目的別の選び方
By Purpose「結局どこがいいの?」に、目的ごとに答えます。自分がいちばん大事にしたいことを1つ決めると、迷わなくなります。
出金やコインの送付でお金を払いたくない
円の出金とコインの送付が無料のGMOコインかSBI VCトレード。こまめに円に戻す人ほど差が出ます。
取引所でBTCを安く買いたい
取引所のBTCの手数料が0%のCoincheck。メイカー注文なら、GMOコインとSBI VCトレードは-0.01%です。
いろいろなコインを買ってみたい
48銘柄のビットトレード、44銘柄のbitFlyerとbitbank。マイナーなコインは販売所だけの場合もあるので、買い方も確かめましょう。
ワンコインでお試ししたい
1円から買えるbitFlyerとbitbank。まずは数百円で、買う・売るの流れを体験できます。
コツコツ積み立てたい
500円から積み立てられるGMOコインとSBI VCトレード。積立は販売所の価格で買う会社が多い点は覚えておきましょう。
1社にしぼれないときは、2社まで口座を作って、アプリの使いやすさを比べるのもおすすめです。口座開設にお金がかからない会社が多いので、使ってみてから決めても大丈夫です。
比べなかった会社
Not Listedこの記事では、金融庁の「暗号資産交換業者登録一覧」に載っている会社だけを比べています。
DMM Bitcoinは、2026年9月1日現在の登録一覧に載っていません。BITPOINTも一覧に載っておらず、SBI VCトレードのサイトに「BITPOINTから移管のお客さまへ」の案内があります。新しく口座を作る先としては選べないため、比べていません。
DMM.com証券のTOSSYは、仮想通貨の値動きで売り買いするCFDのアプリで、暗号資産交換業者ではありません。コインそのものは持てないので、別の記事で説明しています(TOSSYの解説)。
海外の取引所は、日本で登録がないと国内向けの営業ができません。この記事では扱いません。
安全面で見るポイント
Safety仮想通貨は、会社が倒れたりハッキングされたりすると、戻ってこないおそれがあります。次の3つを知っておくと、会社選びで迷いません。
金融庁に登録があるか
日本で暗号資産の売り買いをあつかうには、金融庁・財務局の登録が必要です。登録一覧は金融庁のサイトで見られます。
分別管理されているか
お客さんのお金やコインを、会社のお金と分けて管理するしくみ。法律で決められています。
コールドウォレットで保管しているか
インターネットから切りはなした場所でコインを保管するしくみ。外から盗まれにくくなります。
ただし、分別管理をしていても、全額が返ってくると保証されているわけではありません。楽天ウォレットも公式サイトで、分別管理は全額の返還を保証するものではないと書いています。大きな金額を1社にまとめすぎないことも大切です。
自分でできる対策は、2段階認証をかならずオンにすること、パスワードを使い回さないことです。
用語カード
暗号資産交換業者
金融庁・財務局に登録して、仮想通貨の売り買いや保管をする会社。
分別管理
利用者の財産を、会社自身の財産と分けて管理すること。
コールドウォレット
ネットにつながない状態でコインを保管する方法。反対はホットウォレット。
2段階認証
パスワードのほかに、スマホに届くコードなどで本人かを確かめるしくみ。
口座開設の流れ
How to Open口座開設は、スマホで進められます。用意するのはメールアドレスと本人確認書類です。

メールアドレスを登録
公式サイトかアプリから登録し、名前・住所・職業などを入力します。
本人確認をする
マイナンバーカードなどの書類と顔をスマホで撮影します。
入金して買う
審査が終わったら円を入金し、まずは少額で買ってみます。
口座の開設や維持にお金がかからない会社がほとんどです。bitFlyer、SBI VCトレード、楽天ウォレット、ビットトレードは、手数料表で無料と書いています。
レバレッジ取引は、預けたお金の最大2倍まで売り買いできるしくみです。SBI VCトレードのページでも「日本国内における個人のレバレッジは最大2倍」と説明されています。損が大きくなりやすいので、はじめは現物(ふつうの売り買い)だけにしておくのが安心です。
税金も知っておこう
Tax仮想通貨でもうけたら、税金の申告が必要になることがあります。
会社員なら、仮想通貨の利益など給与以外の所得が年20万円を超えると、確定申告が必要です。コインどうしの交換も利益の計算の対象です。くわしくは仮想通貨の税金の記事で説明しています。
よくある質問
FAQ仮想通貨の取引所は、いくつ口座を作ってもいいですか?
作れます。手数料やコインの種類で使い分ける人もいます。ただし管理が大変になるので、はじめは1〜2社で十分です。
販売所と取引所、どちらで買えばいいですか?
コストを抑えるなら取引所です。販売所は手数料無料でも、買う値段と売る値段の差(スプレッド)があります。
いくらから買えますか?
bitFlyerとbitbankは1円から、楽天ウォレットは100円から、Coincheckは500円から買えると案内しています。
仮想通貨のアプリはどこも同じですか?
見た目や使える機能がちがいます。楽天ウォレットのように現物は販売所だけの会社もあるので、取引所で買えるかを確かめましょう。
暗号資産と仮想通貨はちがうものですか?
同じものです。法律や金融庁の資料では「暗号資産」という言葉が使われます。
海外の取引所は使わないほうがいいですか?
日本で登録のない業者は、国内向けに営業できません。トラブルのとき守られにくいので、この記事では登録業者だけを紹介しています。
積立はいくらからできますか?
GMOコインとSBI VCトレードは500円から、Coincheckは月1万円からです。bitFlyer、bitbank、ビットトレードにも積立のサービスがあります。
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Related※2026年10月14日時点の各社公式サイトの内容です。登録業者は金融庁「暗号資産交換業者登録一覧」(2026年9月1日現在)によります。手数料や銘柄数は変わることがあるので、口座を作る前に各社のサイトで確かめてください。投資助言ではありません。仮想通貨は価格が大きく動き、元本を割ることがあります。
出典:金融庁 暗号資産交換業者登録一覧(令和8年9月1日現在)/bitFlyer・Coincheck・GMOコイン・bitbank・SBI VCトレード・楽天ウォレット・ビットトレード 各社の手数料・サービスのページ(2026年10月14日確認)
