ひとことで言うと
In One Line米国の住宅業者の気持ちが、約14年ぶりの低さまで冷えました。
10月の住宅市場指数は29。9月の32から3ポイント下がりました。この数字が29以下になったのは、2012年6月(29)以来です。「よい」と「悪い」の境目は50で、今年は一度も50に届いていません。

10月の指数
9月は32。
3ポイント低下。
見に来る客の数
9月から
5ポイント低下。
値下げした業者
2020〜2026年で
いちばん多い。
この指数は何か
What It Is住宅市場指数は、NAHBとウェルズ・ファーゴ銀行が毎月、住宅業者にアンケートして作る数字です。0から100までで、50より上なら「売れ行きがよい」と答えた業者が多いことを表します。
質問は3つです。いまの売れ行き、半年先の見通し、家を見に来るお客さんの数。この3つを組み合わせて1つの指数にしています。
用語カード
NAHB
全米住宅建設業協会。米国の住宅を建てる会社の団体。
景況感
商売の調子がよいか悪いか、という実感。
住宅市場指数
NAHBが毎月出す、住宅業者の景況感の数字。50が境目。
ポイント
指数の上がり下がりの単位。29から32なら3ポイント。
経済指標
国の景気のようすを表す数字。発表のときに為替が動きやすい。
今年の動き
By Month2026年の数字を並べると、1〜3月は37〜38でしたが、9月に32、10月に29と下がり方が大きくなっています。

3つの質問を見ると、いまの売れ行きは33(2ポイント低下)、半年先の見通しは32(5ポイント低下)でした。いちばん低いのは家を見に来るお客さんの数で18です。9月から5ポイント下がりました。

値下げが広がる
Price CutsNAHBは「市場が冷えているしるし」として、値下げの数字も出しています。10月に値下げした業者は43%で、2020〜2026年でいちばん多くなりました。
| 項目 | 10月 | ひとこと |
|---|---|---|
| 値下げした業者 | 43% | 2020〜2026年でいちばん多い |
| 値下げの幅(平均) | 6% | 7か月続けて同じ |
| 特典をつけた業者 | 65% | 60%以上が19か月続く |

値下げの幅は平均6%で、7か月続けて同じでした。買う人への特典をつけた業者は65%で、60%以上が19か月続いています。値段を下げたり特典をつけたりしないと売りにくい、という状態が長く続いていることがわかります。
FXをする人の見どころ
For Traders米国の経済指標は、米ドル/円などの値動きのきっかけになることがあります。NAHBは、住宅の売れ行きには住宅ローンの金利が大きく影響すると説明しています。金利が高いと、毎月の返済が重くなって家を買える人が減るためです。
次の大きな予定は、10月27〜28日のFRB(米国の中央銀行)の会合です。住宅のような景気の数字は、金利を決めるときの材料の1つになります。発表の前後はスプレッド(売値と買値の差)が広がることもあるので、FX会社の経済指標カレンダーで時間を確かめておくと安心です。
よくある質問
FAQいつ発表されましたか?
2026年10月19日(米国時間)に、全米住宅建設業協会(NAHB)が発表しました。
10月の数字はいくつですか?
29です。9月の32から3ポイント下がり、2012年6月以来の低さです。
いちばん下がったのはどこですか?
半年先の見通しと、家を見に来るお客さんの数で、どちらも5ポイント下がりました。
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Related出典:全米住宅建設業協会(NAHB)「NAHB/Wells Fargo Housing Market Index (HMI)」(2026年10月分、10月19日発表)
